暗号資産の普及に伴い、iPhoneを使用して暗号資産を管理する人が増えています。特に、ビットコインカジノなどのオンラインギャンブルプラットフォームの人気が高まる中、モバイルデバイスでの暗号資産の取り扱いはますます一般的になってきました。
しかし、デジタル資産の管理には特有のリスクがあり、特にギャンブルのような高リスクな活動と組み合わさると、セキュリティの重要性は一層高まります。そこで、本記事ではiPhoneで暗号資産を安全に使用するための7のヒントをご紹介します。
1. 信頼できるウォレットアプリを選ぶ
App Storeには多くの暗号資産ウォレットアプリがありますが、すべてが同じように安全というわけではありません。MetaMaskやCoinbase Wallet、Trust Walletなどのように、評判の良い広く使用されているウォレットアプリを選びましょう。選ぶ際には、アプリのレビューやダウンロード数、開発者の信頼性が指標となります。
2. 二段階認証を有効にする
ウォレットアプリや取引所アプリでは、必ず二段階認証(2FA)を有効にしましょう。iPhoneに搭載されているFace IDやTouch IDを利用する、あるいはGoogle AuthenticatorやAuchyなどの認証アプリを使用することで、セキュリティを大幅に向上させることが可能です。
3. VPNを使用する
公共のWi-Fiを使用して暗号資産の取引や管理を行う場合は、必ずVPNを活用しましょう。iPhoneには複数のVPNアプリがありますが、これらを活用することで通信が暗号化され、悪意のある第三者からの攻撃リスクを軽減できます。
4. 定期的にiOSをアップデートする
Appleは定期的にiOSのセキュリティアップデートを提供しています。これらのアップデートには重要なセキュリティパッチが含まれていることが多いため、必ず最新版にアップデートしておくようにしてください。
5. バックアップフレーズを安全に保管する
ウォレットを設定する際に提供されるシードフレーズは、iPhone内やクラウドサービスに保存しないでください。iPhoneを紛失した場合、シードフレーズごと消失してしまう恐れがあるからです。紙に書いて安全な場所に保管するか、暗号化されたパスワードマネージャーを使用しましょう。
6. フィッシング詐欺に注意する
近年、警視庁や複数の取引所が、暗号資産関連のフィッシング詐欺に対する注意喚起を行っています。怪しいリンクをクリックしたり、個人情報を安易に入力したりしないよう注意しましょう。対策として、正規のアプリやウェブサイトのURLを直接入力する習慣をつけることが重要です。
7. 複数のウォレットを使い分ける
すべての暗号資産を1つのウォレットで管理するのではなく、用途に応じて複数のウォレットを使い分けましょう。これは、日常的な取引用、長期保管用、投資用など、目的別にウォレットを分けることで、リスクを分散させることができるためです。